代表理事挨拶

代表理事 釘崎清秀

代表理事釘崎清秀

【採用の視座】

企業最適

採用担当者の所属する企業にとって好ましい採用という視座

↓

社会最適

企業の位置する社会全体にとって好ましい採用という視座

日ごろ私たちが「採用を成功させる」というとき、自社(または特定の企業)にとっての採用を前提に考える(それを<企業最適>と言うことにします)のが一般的です。

しかし、これからの時代の採用活動は、個社の視点だけではなく、それが社会にとってどうなのか、すなわち企業最適ではなく、<社会最適>という広い視座で考える必要があるのではないかと考えております。

採用活動が社会的に機能すれば、社会における人材の最適配置が実現します。適材適所が社会レベルで実現すれば、国家レベルの経済活性化にも繋がる可能性があります。
例えば、経済産業省は『我が国と世界の構造変化と第4次産業革命による変革の方向性』という2016年の資料の中で、生産性上昇率の低い分野に労働者が集中することに問題意識を示しています。成長産業への人材配置が可能になるには、「採用」が社会的に機能していなければならないでしょう。

【採用の視座】

企業最適

採用担当者の所属する企業にとって好ましい採用という視座

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社会最適

企業の位置する社会全体にとって好ましい採用という視座

ところが、現在の採用活動においては、人材の最適配置が十分にできているとは言えません。例えば新卒採用では、「若者が事前に知っている」という意味での「有名企業」に志望が偏る状態が続いています。ごく少数の採用強者とその他大勢の採用弱者に振り分けられる業界構造は、社会的な最適配置とは幾分距離があります。

もちろん、自社にとって有益な人材を獲得する<企業最適>の視座は必要です。けれども、これからの採用はそこから一歩進んで、<社会最適>の視座から、自社の採用が全国レベルの人材の最適配置のために貢献できているかにも注目すべきでしょう。

採用は企業にとって「人材獲得」の機会です。しかし、それだけではなく採用は、就職活動という場を通じて若者を育む「人材育成」の機会でもあります。すなわち採用は、社会人を作り出す(社会的な)機能を持った活動です。一人ひとりの採用担当者が、<社会最適>の視座で採用の成功を考えることが必要であると考えています。

本協会では、企業の採用担当者が、基礎的な知識やスキルを身につけるのは勿論のこと、より高次な視座からの人材採用を実施できるようになること。そしてそれが、自社、業界、産業界、ひいては社会全体の発展につながることを最大の目的に、各種取り組みを行ってまいります。

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